男性の薄毛がすべてAGAという訳ではなく、若い男性に多くみられる脱毛のタイプで、男性ホルモンのテストステロンが大きく関係していると考えられています。
そのほかに加齢やストレス、生活習慣や食生活なども複雑に関係しています。
男性型脱毛症は進行する薄毛のため治療を行うことが大切です。
早期に治療を行えば改善する可能性も高くなるため、専門のクリニックを受診することをおすすめします。
専門のクリニックでは、一人一人の症状にあわせて適切な内服薬や外用薬を処方してくれるので、髪の毛を太く長く成長させることも可能です。
健康な髪の毛は、ある期間が経つと自然に脱毛して新たな髪の毛が生えるというサイクルを繰り返しています。
しかし男性型脱毛症になると、このヘアサイクルが乱れて、髪の毛の成長が始まってすぐに脱毛の準備を始めてしまい、細くて短い髪の毛のうちに抜けてしまいます。
男性型脱毛症の主な原因は、DHTと呼ばれる男性ホルモンによってヘアサイクルが乱れることにあると考えられています。
DHTが毛根に存在するアンドロゲンレセプターという受容体に結合すると、髪に栄養を送ることをストップしてしまい、毛根へ血流が流れなくなり、十分に成長できなくなって抜けてしまいます。
DHTはもともと胎児期に外性器の分化などに必要な物質ですが、思春期になるとニキビやAGAを引き起こす原因となってしまいます。
まだまだ薄毛のメカニズムや原因に関しては未知の部分がありますが、治療は可能な病気であるためあきらめずに治療法を見つけることが大切です。
自分がAGAであるかどうかを知るには、遺伝子検査を起こって調べる方法があります。
クリニックなどで症状や問診などから判断することも可能ですが、遺伝子検査をした方がより正確に診断することが可能です。
遺伝子検査には、病院や専門のクリニックで行う場合と、遺伝子検査キットを使用して自分で検査する方法があります。
病院などで行う場合には、毛髪を採取して行いますが、検査キットでは口内の粘膜を採取するなど違いがあります。
また結果が出るまでの期間も違います。
病院で行う場合のメリットとしては、検査結果でAGAと診断された場合、そのまま治療を行ってもらえるなどがあります。
一方キットの場合には、費用が安く時間がなかなかとれない場合にも気軽に検査できるなどのメリットもあるので、メリットとデメリットを知った上で受けるとよいでしょう。